犬の散歩

現在に至るまでの記録。いろいろ考えていけたらいいなと思います。

「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観た。

 

なぜ君は総理大臣になれないのか
 

 僕は映画を見るまで小川淳也という政治家の名前も知らなかった。

だけど、2019年に安倍政権に対し、国会で統計不正問題を追求してた議員がいたのは記憶していてあの人かと思った。

政治への関心以前に人の名前を覚えるのが苦手なのです。

 

この映画から受ける小川淳也という人物の感想はまさにタイトルの通り、「なぜ君は総理大臣になれないのか」に尽きると思う。

しれば知るほど、こういう人に政治家として活躍して欲しいと思うし、それが出来ないのも仕方ないかと思ってしまう。

 

まず、政治家として強い発言権を得るためには何回も当選するだけではダメで地元選挙区で勝たなければならないのだと言う。(比例で当選すると発言力は弱い)

ところが、彼の地元でのライバルとなる候補者は自民党平井卓也

平井卓也の家族は四国新聞の経営者。当然、紙面では平井卓也が持ち上げられることになる。

メディアが味方につかないと当選はきついだろうと思う。

映画では語られないものの、小川淳也に選挙で勝った平井卓也が国会でワニの動画みたりしてるのはなんとも言えない。

 

政治ジャーナリストの田崎史郎が少し出てくるけど、あんなにも安倍政権寄りの人で傲慢さのようなものが見えてるのには驚いた(あくまでも個人の感想だけど)

 

他にも民進党時代の義理のようなもので、希望の党に入党するも地元の支援者に冷たい言葉を浴びせられたり、小池百合子の失言のおかげで選挙も苦境に立たされたりするシーンは、当時ニュースで希望の党に寝返る議員たちを情けないと思ってたけど大半の議員はこんな感じで辛かったのかなとも思う。

 

映画の冒頭で物事は0か100じゃなくて51か49に別れる。勝った51が残りの49をどれだけ背負えるかだけど、今は勝った51が51の為にだけ動いているみたいなことをおっしゃっていていいこと言うなと思ったけど、これは政治で出世しないなとも思えた。

 

だけど、こう言う議員がもっと出てくれば世の中変わるよとも思う。

ご家族は大変そうだけど。

これからの活動にも期待したい。